英語力の前に、コミュニケーション能力が大切という話
スウェーデンに研究員として留学していた看護師の知人から、おもしろい話を聞いた。
「海外での友達作りで大切なことは、英語力より根本的なコミュニケーション能力」
というのだ。
留学当初まったく友人ができず、焦った彼女は外国人が集まるコミュニティへ参加することにした。
幼少期から習っていたダンスに関連するコミュニティへ参加すると、
そこは会毎に新しいメンバーが訪れており、
様々な人と触れ合うことができた。
その中で、毎回最も人気者となっていたのは、
英語が下手くそなスペイン人男性だったという。
彼は会うたびに「元気にやってる?」と声を掛けてくれるものの、
返答しても内容を理解できていない様子だ。
しかし、屈託のない笑顔とノリの良さで周囲をいつも人々を惹きつけていたという。
このことは、日本でも同じことが言えそうだ。
友人作りで大事なのは、正確に意図を伝えられるか?よりも
一緒にいて楽しい、この人のことが好きだ
と思ってもらえるかどうかではないだろうか。
そのため、もし外国人の友人が欲しいと思ったのなら、
英語学習ももちろん必要ではあるものの、
それ以上に大切なのは「相手を楽しませる・気遣う心」と「笑顔」ではないだろうか。